富山県でイラストレーター兼作家をしています。
朝、絵を描いて思った。
絵を描くの、本当に面倒臭い(笑)
や、突然何言ってんだこいつ。
って感じだと思いますが、
大人になっても絵を描き続けているって
相当珍しいことなんじゃないか...って
周囲を見て思ったわけです。
大人ってある程度は合理的な
生き物じゃ無いですか。
なぜ絵を描くのか?そして大人になると
描かなくなるのかを絵描き目線で
語っていきたいと思う。
① 生活に追われてそれどころじゃない。
大人になると描かなくなる
もっともな理由第一位(笑)
『絵描いてる暇なんて無い。』
これです。
普段何気なく過ごしていると
知らず知らずの内に周囲のペースに
巻き込まれてしまう。
仕事に行かないと。
夕飯作らないと、洗濯しないと
買い物に行かないと。子供が居たら
更に自分のペースなんて保っていられない。
絵が仕事じゃない限り、趣味になると
どうしても優先順位が下がってしまう。
後回しになってしまい結局時間が無いと感じ
絵が描けない。あるある。
知らぬ間に一日が終わっている(笑)
35歳を迎えて体力の衰えを感じている....
(運動不足からか笑)
元々活発な方ではあるが、20代の頃と
比べると確実に活動量は落ちている。
これは自然の摂理。心持ちも徐々に穏やかに
なってきましたし。
そうなってくると生活を送ることに
精一杯で絵を描く余力が無いわけで(笑)
更に絵どころでは無くなる。
② 強い感情が無いと描けない。
なんとなく描く。
と言うことが減っていると思う。
描く「理由」が無いと絵を描かない。
①の項目で語った体力の問題で。
強い意志の例:推しを描きたい!
あまりにも好きすぎて、たかぶる感情を
抑えるために描く↓
感情の赴くままに筆を走らせる。
「好き」の感情は偉大だ。
完成まで描き切る勢いがある。
最近、よし描くぞ!と最初は意気込んでも
最後まで描き切ることが
なかなか出来なくなった。
仕上げまで熱い気持ちを継続出来ない。
集中力が途切れてしまい、
色塗り途中で絵を捨ててしまうことが多々。
なんとか完成させても微妙な仕上がりで
結局捨ててしまったり。
大きな絵を仕上げることが難しくなってきた。
昔はA3サイズの絵をたくさん描いていたのに。
↑この頃はどうしても絵の仕事を
していきたい!と言う反骨精神と言うか
強い闘争心があるから描けたのはある。
20代らしい絵だなと思う。
③ 仕事と結びつけないと描けない。
なんとかして絵の時間を確保する為
勤めの仕事を入る時間を短くしたり
外に出てカフェ時間を作って
そこで絵を描いている。
何故そこまでして絵を描くのか?
それは仕事につながっているからです。
直接その絵が収入に結びついている
訳ではありませんが、SNSで精力的に
キャラクターを動かして
グッズを販売しています。
自分が頑張れば頑張るほど、
成果がイベントで現れる。
そこが自営の面白いところ。
私は仕事やお金に結びつかない限り
絵を積極的には描かないなと思った。
お金が発生するからこそ、手は抜けない。
手を抜かないから完成度が上がる。
このブログも然り。資本って大事。
お金が入るから生活ができる。
正社員が向いていないからこそ
ここで頑張るしか無い!もう後がない!
④ 以上踏まえ総括。
最近ずっと版権漫画の同人イラストを
漁ってニヤニヤしている日々を
過ごしているのですが(笑)
絵を見ているだけで満足してしまう。
皆さん本当に上手い。しかも働きながら
描いていると言う狂気。
絵は描けるけど、描かない。
なんせ面倒臭い!
これも「強い感情」がなせる技。
身体を壊してまでもみんな徹夜しながら
御本を作っている。本当に凄い。
私は熱しやすく冷めやすいので
強い感情を継続すること自体難しい。
そう言う理由もあってか同人活動で
本を出すまでに至れない。
(次々未知のジャンルにハマる笑)
強い感情で描き続けるのは無理だな〜と。
その代わり、金銭が発生すれば
自制は効くので、そこを原動力に
活動している。
「お金を払ってもらったからには
幻滅させる訳にはいかない!」
その積み重ねが絵の上達に繋がっている。
自分のことを知るって大事。
そう言う理由もありイラストレーターを
しています。何にでも理由がある。
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