富山県でイラストレーター兼作家をしています。
色々あるがめげずに活動出来ているのは
裏に全面バックアップしてくれる
友人、家族がいるからである。
一人で活動してたら
今頃のたれ死んでいるか
誰かのヒモになっているか
絵を描くことをやめて
違うことをしている気がする。
それほど脆い。
今日はとあるアニメを見て感動したので、
自分の小話を書き残したい。
大事な言葉を何度も反芻して日々描いている。
私をプロデュースしている人たちがいる。
① 自分のことを世界一「普通」だと思っている。
これです。
ちょっと絵を描くのが得意な普通の人。
周囲の人たちは誰しもが何かの
才能を持っていると思っています。
だからこそイラスト講師は性格上
結構向いている気がする...。
人がどんどん描けるようになっていく様子が
自分のことのように楽しくて仕方ない。
しかし自分のことになるとてんで駄目。
自分の持っているものなんか
たかが知れている。
それよりも人の才能を伸ばしたい。
応援したいそう思ってしまう。
自分と言うちっぽけな小さな存在から
逃げたいのだ。
正面から向き合うのが怖いのだ。
② 絵を描くことから逃げた。
マジでずっと評価されなかった。
暗黒期のイラストがそれを物語っている↓
反応が無いのによく描き続けていたエライ(笑)
自分の精神を落ち着かせるために
なんとなく描いていた。
会社員も向いていないし
主婦も向いていない。
もう自分が出来ることは
絵を描くことくらいしかしか無いな。
と思い人生の帰路に描いた絵↓
自分の中では傑作ではあるが、
特に反応もなかった。
展示に来てくれた友人が一人
この絵を見て泣いてくれた。
そのことはよく覚えている。
なんかもう絵は才能無いんかしれん...。
友人に相談して路線変更する。
今までは絵で評価されたいが為に
コスプレしていたことを隠していたが
もういいわ。
反応貰えるんやったらなんでもする。
(草)
ここをキッカケに風向きが一気に変わる。
フォロワー数、いいね数が一気に増える。
手段は選ばない。
こうして絵を描かなくなるー...(笑)
反応には抗えなかった。
それくらい切羽詰まっていた。
③ 違和感。
増える反応と反比例して
コスプレしていた頃の違和感が復活する。
あれ?私一体何やりたかったんやっけ...
中身はスカスカになっていた。
自分でもなんの人なのか
分からなくなっていた。
外見に少しだけ自信はついたけど、
今から老けていくだけだし
ネットっていくらでも小細工出来るので
もう伸びしろがない。そこはかなり冷静(笑)
虚構を塗り重ねてもなぁ...。
なんにでも流されるくらい自信も芯も無い。
そんな30代前半を過ごしていた。
ずっと人生に迷っていた。
この世界は私の居場所じゃないな。
そんな時に友人から喝が入る。
目が覚める。
④ お叱りを受ける(笑)
友人「あんたは天才なんだ。"絵"を描きな。」
私「..........は?」
地元のココスで言われた時に
無性に腹が立ったことは覚えている。
絵のことをそんな分からない人に
何が分かる!!!!!
みんな私のイラストなんかに興味無い。
反応がそれを物語っている!
どこが天才が言ってみろ!
みたいな感じで突如情緒不安定に陥る(笑)
それくらい絵に関しては
自分の中で地雷だった。
恥ずかしながら、
自分では全くよく分からないので
一つ一つ何がどう良いのかを
説明して頂く(爆笑)
あまりに私が的外れなことをしているので
恥ずかしくて言いたくなかったが
言うことにしたそうだ。
よし、もう一度真剣に絵を描こう。
そう思って再起を図ったイラスト群↑
もう描けないと思っていたけど、
いや、私はまだまだ描けるし上手くなる。
友人が「天才」と言った言葉を信じる。
自分の絵の才能を信じる。
⑤ 自分の絵を信じる。
この言葉をキッカケに絵と真剣に
向き合うことを決める。
反応が無いからってめげない。
自分の描きたいものを全力で描く。
それが今のオリジナルキャラクターに
繋がっていたりします↓
全然知らない人からしたらなんじゃこりゃ
ちょっと痛い人ではありますが(笑)
描きながら自分を試しています。
すぐ自分を枠や型にはめようとしたり
お金にならないものは無意味。
みたいなレッテル貼りをしてしまう。
無意味で価値のまだ無い彼等に
どれだけ入れ込めるのか?
オリジナルキャラクターは
人気漫画のキャラクターとは違い
認知度が無いので
誰も動かしてはくれない。
自分がコンテンツを動かさないと
そのキャラクターのことが好きじゃないと
誰の心も動かせない。
ここは全絵描きに共通することだと思う。
自分のことを信じれるかに繋がっている。
妙に冷静で客観的になってしまう、
普通な感覚を持っている私には
とても苦手なことをしていたりする...(笑)
でも推される側に立ちたい!
こんな自己満のグッズ誰が買うんだろう...
気持ちがぐらぐらと揺らぎまくる。
いや、違う。私がカッコいいと思うから
グッズを出すんだ!
この二人の可能性を信じている。
在庫を覚悟でグッズ代15万賭ける(爆笑)
ケチな私からは想像出来ないことを
今している。
売れないから怖い。いや、売る!
恥ずかしげもなくオリキャラを
PRをしていたり(笑)
反応が無いのにガンガン投稿出来るのは
裏での友人の言葉がある。
見ていてくれる人がいる。
認めてくれている人がいる。
反応がなくても見ている人はいる。
自分の絵、好きでいてあげてください。
しかしそれはとても難しいことではある。
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