富山県でイラストレーター兼作家をしています。
突然ネガティブ記事ですが、
ここのブログでは本音でいきます（笑）
この業界、マジで儲からん☆
だからこそ色々な副業を同時並行しています。
「絵だけに集中しろよ。」
耳が痛い！分かる。分かっているんだ...。
私よりも絵が上手い人、周りにゴロゴロいます。
他のことをせず、絵一本で稼いでいるプロたちが。
しかしその人たちが実際稼げているか？
余裕がある生活をしているか？
みんな揃ってカツカツです...。
セミプロではありますが、
実際に絵の仕事を請け負っている私が
何故儲からないのかを
・生活に不必要。
・絵描き、大量にいる。
・差別化をはかる。
上記の項目に沿って解析してみました。
少しでもこの記事が絵描きさんの
身になりますように...。
① 生活に不必要。
これなんですよ...。
休日イベントを盛り上げるため
イラストグッズのお店を出展しているのですが、
飲食ブースの方とよく一緒になります。
横の飲食ブースは長蛇の列なのに
私のブースのお客さんすっかすか（笑）
これよくあるパターン過ぎてもう動じない↓
こんなヤケクソのブログ記事も書いている（笑）
でもさ、分かるんですよ。
興味の無い絵のグッズなんてフラっと来て
買わないと思うんですよ...。
そこは冷静で客観的な自分がいます。
私もお腹を満たしてくれる食べ物買うわ。
絵が生活に直結していない。
これが儲からない一つの理由だと思います。
精神的に満たしてくれはするかもしれない。
しかし絵で腹はいっぱいにならない。
本当にその人の絵が好きじゃないと
絵やグッズ買わないと思う。
イラストのお仕事も頼まないと思う。
お金になるまでのハードルなかなか高い。
② 絵描き、大量にいる。
これなんですね...。
絵を生業にしている人は都会に比べると
少ないとは思います。
そこを狙ってUターンしたのはあります（笑）
しかしですね、今の時代実績さえあれば
誰でも絵を仕事に出来ちゃうんです。SNSで...。
私は公にイラストレーターでーす！！
とPRしていますが
（まずは認知して貰いたい）
そこまでPRしておらず
主にSNSで活動している、
しかし絵は超絶上手い絵描きさんが
単価の高い絵の仕事を請け負っている...。
そこらへんにそんな人ゴロゴロいる。
なんだこの世界線！？
昔は限られた人しかなれない職業でしたが、
今はネットさえ通じていれば誰でも
イラストレーターになれます。
しかしネットには自分と同じような絵描きが
うじゃうじゃといます...。
その中で少ない絵の仕事の奪い合いを
制さねばならない為、そりゃ単価低くなります。
＝儲からない........。
需要と供給のミスマッチが起きている界隈。
絵か超絶上手い人でさえ儲かっていない。
そんな現状を見て、考え方を変えて行かなければ
やり方を変えねばならないと常日頃思う。
③ 差別化をはかる。
2023年。
SNSが盛り上がりを見せ、インボイス制度が始まり
書店が潰れ始め、AIがイラストを描く時代。
絵に関する界隈が揺れ始めている。
私もひしひしと時代の変化を感じている。
今後当分は「個人」が強くなっていく時代に
なっていくような気がする...。
いくら絵が上手くても、それはAIに取って
代わられてしまう。絶対勝てない。
だって便利ですもん。
漫画もその内にAIが描くのではと思う。
職人的な働き方が通用しなくなっている感がする。
だからこそこんな意味不明なことをしている（笑）
誰にも脅かされない独自の世界を作っている。
この絵を見たらハヤカワだな。
と分かってもらえるような工夫をしている。
なんとなくだけど、世の中マイナー化している気がする。
アクセサリーがいい例で、
今までは大量生産されたものを買っていたけど、
今はお気に入りの作家さんの商品を買い続ける傾向。
飲食店もそのような傾向がSNSで見られるなと。
応援したい人を自分が選ぶ感覚。これぞ推し文化。
絵のお仕事を下さる人たちは「ハヤカワ」だから頼む。
個人がブランド化している気がします。
10年前は本当に鳴かず飛ばずでした。
絵の個性が強過ぎて売れませんでしたが、
今ようやく波に乗り始めている感じがします。
ここに売れるヒントが隠れていると思います。
しかし最近本当に変化が早いので、
このやり方がずっと通用するとは思いません。
感覚を研ぎ澄まし、自分で進む方向を考えて行く。
自由ではあるが、サバイバル時代に突入したなと。
誰も守ってはくれない。
儲からないのは覚悟でイラストレーター
やってみませんか？（笑）
やり方次第ではいくらでも伸ばしようはある！
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