人生しんどい!

富山県でイラストレーター兼作家をしています。社会でまともに生きて行けない現実を突きつけられた社会不適合者が、生きる為に必死で勉強して発信しています。少しでも人の役に立ちたいです。

MENU

【親子とは】「母という呪縛 娘という牢獄」読んで。

『母という呪縛 娘という牢獄』

こちらの感想をブログに残したいと思う。

 

YouTubeでたまたま上がったニュース動画を見て

気になって仕方がなく次の日に読むことに。

内容は

「滋賀医科大学生母親殺人事件」

ノンフィクション。

当事者の気持ちが知りたくて

ノンフィクションをよく読みます。

 

詳しい内容は、実際に読んでみるか

他の方のブログや口コミを参考にして頂き、

絵描き目線で気になった点があったので

抜粋して書きながら考えたい。

① 人に期待しない。

母親は娘に過度な期待を強い

医者になるよう勉強を強要し叱責した。

 

とのことですが、

親子であっても性格は違うので他人。

得意なことも違えば

苦手なことも違います。

人間関係の本には必ず書いてあると言っていい。

「他人は変わらない。」

 

しかし近しい関係であれば

期待しちゃうんですね。

私が横にいることで

何かが変わるんじゃないか...?

分からんでもない。

人を応援するのははっきり言って超楽。

むしろとても楽しい。いわゆる推し活。

自分を棚に上げてあーでもない

こーでもない言えますから。

人に絵を教える際に気をつけていることがある。

・すぐには上手くならない

(私でさえこのレベル)

・成長するタイミングが人によって違う

・導くことは出来るけど、決断させることは出来ない

です。

 

出来ない人の気持ちも分かるからこそ

人に教えることが出来ると思っている。

数字になるとてんで駄目。一気にポンコツ。

苦手分野は伸びない。

hayakawasetsuyaku.work

② 作品をバカにされるということ。

娘さんは医学部の理系分野よりも

国語など文系分野が得意だった。

こっそり友人同士で作品を書いて

やりとりをしていたとのこと。

それを母親に見つかってしまい

ペンネームをバカにされ

数日間そのペンネームで呼ばれた。

 

↑この内容の箇所を読んだ時衝撃だった。

私だったらこの諸行

耐えられんかもしれん.........絶句した。

作品はその人の聖域。

私自身絵を仕事にするようになって、

現実世界よりも仮想世界の方が

(作品の世界観やSNSやネットでの活動など)

大事だったりする(笑)

(ハヤカワサオリは作家名↑

このおにぎりは私の代理人)

 

この意味の分からない設定を

受け入れてくれる世の中ありがとう(笑)

私だけど私じゃないって最高!!

hayakawasetsuyaku.work

現実が辛いからこそ空想の世界だけは

誰にも侵されたくない。

作品を作ることは娘さんにとっては

大切な行為だったのだろうと思う...。

もしこの方向を伸ばせていたら

才能が発揮されたのではないかと

残念で仕方ない...。

(↑こういう人間になりたい理想像!

現実の自分に期待していない笑)

③ 距離感は信じている証。

元々距離感バグ人間で、距離感が近い分

人とトラブルが絶えなかった。

誰かと接していないと不安で仕方なかった。

いわゆるメンヘラである(笑)

hayakawasetsuyaku.work

この親子は互いに不安定なので

共依存してしまい

どうしようもない状態になったのであろう。

分からんでもない。

 

人がくれる安心感って麻薬。

でもお互いに違う人間なので

関係が近すぎる分すれ違いも起きます。

互いの境界線が曖昧になってしまい

なんでこうしてくれないの!?

ってなるんだろうなぁ...。

他者評価に頼るだけではなく

自己評価も上げている最中なので

(暇があれば練習練習!)

人に期待するのではなく、

自分に期待しています。

④ 許すと言うこと。

前に「母親と相性悪い」系の記事書きましたが

この本の内容、決して他人事では無い(笑)

 

何度か書いていますが、

高校卒業まで自分で何一つ決めたことが無く

習い事に始まり部活、進学先

全て母親が決めたので

学生時代は人の顔色を窺って

過ごしていたただの操り人形だった。

hayakawasetsuyaku.work

その頃の鬱憤が未だに収まることなく

このブログに文字として

永遠に吹き出している。

なんであの時に真正面切って

自分の意見を言わなかったんだ!!って。

自分に対しての怒りもある。

 

しかし最近関係に少し動きがあったのです...。

最近母親は仕事先で役職に就いており、

人をまとめるのに必死なんですが

役職に就いている人たちは大卒だったり

自分よりも頭が良い人の中に囲まれて

自分の至らなさに辟易している模様(笑)

自分とは同じようにになって欲しくは

なかったみたいで

一人っ子の私にはなんとかして

「いい子」に育って欲しかった模様...。

 

「あんたは手がかからなかった。」

(一回も反抗せんかったからなぁ...)

 

この言葉を聞いてやるせない気持ちになった。

本当はわがまま言いたかったし

めちゃくちゃに暴れたかったけど、

家の中がそれどころじゃなく、

「私がしっかりしなければ」

どうにもならない状況だった。

で、今もう爆発してしまい

好き放題に生きているんですけど(笑)

あまり弱音を吐かない母親だったので

ちょっとビックリした。

環境が人を変える。

 

まぁ親も大変だったんだろうなと思う。

人を育てるのって大変なんだと思うし

私は今でも自分自身を持て余している状態なので

この遺伝は途絶えさせます!

この不安定メンタル遺伝させては危険!

自分で言うのもなんだが色々あって

よく生きてると思う。

周りの人にも感謝しかない。

 

唯一助かったのは美術短大に

行かせてくれたことですかね...。

聖域をバカにしないでくれて

そこは本当に感謝しかない。

だから絵描きには、絶対になりたかった。