富山県でイラストレーター兼日曜画家をしておりますハヤカワサオリと申します。
地元を盛り上げたい!と、
前回チョークアートのから数ヶ月。
第二弾のオファーが来ました!感謝。
チョークアートの記事についてはこちら↓
今回は
『リバースグラフィティ』
「んん?」
やる本人も全く分かっていない状態(笑)
しかし、先に下調べしてしまっては、
型にハマってしまうのも嫌だったので、
頭に構想は描きつつ、まっさらの初心者状態で
当日を迎える!
① リバースグラフィティとは?
直訳すると「逆 落書き」
塗料などは使わず、壁、車などの汚れなどを
落とし、形を描く行為のことだそうです。
詳しくはこちらをどうぞ↓
注意点として、
「落書き」の意味合いもあり、
勝手に許可無くリバースグラフィティを
行うのは違法行為に当たるそうです。
※今回のイベントは団体の依頼です。
② 材料と行程と書き方
【材料】
・ケルヒャーの高圧洗浄機(地区の所持品)
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・延長コード(同上)、コンセント
・水道、蛇口
※水圧で汚れが吹き飛んでくるので
汚れても良い格好でどうぞ。
【行程】
①延長コードを使用。コンセントを刺す。
ケルヒアに接続する。電気が通る。
(コンセントが無い場合は発電機を
用意すると良いと思います。)
②水道(ホース)とケルヒアを接続する。
水は出っぱなしにします。
③放射部、ノズル?を本体と接続する。
④レバーを押し壁に水を噴射し汚れを削る。
【書き方とコツ】
早速初っぱなから大失敗(笑)
細かいものを描こうとするも、
噴射先?が長方形で、ペンや筆とは違い、
思った通りにいかず大苦戦。
まず模様や細かい絵は諦める。
その後シルエット、影の形ならどうか?
これはまださっきよりもマシ(笑)
ふむふむこの要領だな。
やりながら失敗して学ぶタイプです。
最初から上手く行く事は無い!
次は文字を書いてみよう。
や、、、これはアリなんじゃないか。ザワッ
平筆の要領で書いたらいいかもしれない。
ひらがなや柔らかい形の文字は書き難いけど、
英語や感じなど、四角い文字は
相性が良さそうです。
景色を描いてみてはどうだろう?
ここで覚醒(笑)
濃淡を出せることを見出す。
・ノズルを近づける。
水圧がダイレクトに壁の
汚れを取り、ハッキリとした表現を出せる。
・ノズルを遠ざける。
水圧が弱くなり、少ししか汚れが取れない。
これを使い分けで絵の表現に幅が広がる!
冬の雨晴を描きました。
(通りがけのおば様たちに大人気笑)
最終形態、花(バラ)を描く。
少女漫画の影響で昔からバラを描く
練習しておりまして、
ここでその力が活きるとは!!
先ほどの濃淡の付け方、
平筆の要領を駆使する。
葉っぱのギザギザも見てね♪
③リバースグラフィティ体験してみての感想。
いつも机の上で細々とした絵を描いているので、
全然勝手が違う今回の依頼は正直不安の方が
大きかったです、、、。
色も使えないし、どうやって自分の強みを
活かせるのか、、。
しかし実際やってみて、
チョークアートよりも
全然得意な分野かもしれない(笑)
足し算の絵より(油絵やチョークアート等)
シンプルでハッキリしていて、
デッサンに近い感じが自分の中ではフィットして、
ちなみにこんな絵を描くのも好きです↓
アートグラフィティに可能性を感じました。
これは、まだまだ伸びしろがありそう、、。
顔や動物、木など風景など描くと面白そう!
今回のイベントは自分一人では絶対に出来ず、
電源や水道の確保、機械の使い方や場所の許可など、
全て下準備を全てして頂いての環境だったので、
呼んで頂き、感謝しか無いです。
依頼者様も5、6年ずっと
リバースグラフィティを やりたい!
と思い続けて、ようやく形になったそうで、
いい一日でありました^^
※後日談、住民の方の意向で北日本新聞に取材を
受けることになりまして、新聞に掲載されました(笑)
地域活性化のお役に立てて大満足!