富山県でイラストレーター兼作家をしています。
仕事の一つに講師業をしています。
高岡、富山2拠点でイラストを教えています。
イラストは今特に人気ジャンルなので
たくさんの人が通って下さっています。
https://mdr827.mystrikingly.com/
(詳細気になる方は私のHPをご覧下さい↑)
年齢層は幅広く、10代〜50代までが在籍中!
講座を開く中でよく考え込んでしまうこと...
「子供に習い事は必要なのか問題。」
これです...。
私は子供がいないので
親目線で考えることは出来ないのですが、
教える側と言う珍しいポジションから
この件について勝手に語ろうと思います。
子供に絵の習い事をさせようか悩んでいる人。
そもそも習い事は意味があるのか?
と思っている親御さん。
そんな方にヒントになればいいなと思います。
① 自発性が大事。
当たり前の答えなんですが、
自分から「これやりたい!」じゃないと
上達は難しいと思います。
習い事の中で比較すると
遊びの色が強い習い事ではあるのですが、
絵描くことは思っている以上に頭を使います。
私の開く講座の主な流れ↓
・座学(絵が上手くなる知識を教えます)
・座学実践
・課題制作(定期テストみたいなもの)
座学ばかりになってしまうと
やらされている感じで面白くないし
課題制作だと自分独自のアイデアが必要になる。
自分が良いと思う
「オリキャラ」を作って見ましょう〜!
どうでしょう
パッと思いつくでしょうか...?
(私のオリキャラ初期案↑)
絵は描くほど上手くなるものなので
描きたいアイデアが頭の中に溢れている子は
こちらからはあまり何も言わず
自由に描かせております。マイウェイいいぞ!
(横槍を入れないスタイル)
「何を描きたいのか分からない。」
これが講座を開く中での
私の最大の悩みかもしれません...。
② 子供は自由がセールスポイント。
しかし、型にハマっていないことが
子供の良さでもあります。
講師をし始めてから思い悩みすぎて
「子供 習い事 必要 メリット デメリット」
と検索しまくり、色々な方のご意見を
読んできました(笑)
皆さんこの件についてとても悩んでおられます。
分かる分かる。
子供の将来の為にと、大事な生活費の中から
習い事のお金を捻出しています。
その重みが分かるからこそ、
講座を始めた当初は
絵のことを楽しいと思ってもらいたい。
なるべくは辞めないで欲しい...。
必死で講座内容を考えておりました。
しかし、
中学進学を機に、部活入部を機に、
モチベーションが続かず休みがちに...
パタパタっと小学生の退講が続いた時
ショック過ぎて講師一時体調不良に(笑)
でもこればかりは仕方ないこと。
各々考え方は違います。
最終的に絵の大学に進んだとしても、
同級生全員が絵の仕事に就くわけではない。
絵を描き続けるわけじゃない。
大学まで進んだとて同じ↓
講座だと尚更。
楽しいと思え、続けて下されば万々歳!
勝手に思いを押し付けない。これ大事。
子供は色々なことを体験して学べば良し。
習い事やってみたけど、
自分の中では面白いと感じなかった。
これが分かっただけでも良いと思います。
その子の方向性が定まっている証拠。
次に何か面白いと思える習い事に
出会えたら良いなと思っています。
親御さんは振り回されて大変だとは
思いますが...;(大変お疲れ様です)
③ メキメキ上手くなる人もいます。
さて、いいこともお話ししておきますよ。
講師の思っていた以上の
脅威の伸び率を叩き出す人もおられます。
子供では無いのですが;
キーポイントとして
やはり「自発的」
そして「目的がある」
これを作れるようになりたい。
上手くなったらこれが描きたい。大事。
(子供はまだ発展途上、目的意識が曖昧なので
成果がいち早く見えにくいところあります)
入講時、私の教え方で上手くなるかなぁ...と
少し不安に思う方であっても、
この二つを持ち合わせていると
一気に伸び率は加速します。
実は私もその内の一人なのです(笑)
講師業を始めるにあたり、
今の自分の持つ技術じゃ限界があるな...
と思い、再度絵の勉強を始めました。
そして自分よりもさらに詳しい人から
苦手な部分を学びました。
私も人から習っています。
絶対に無理だと思っていた
難解なアプリソフトの習得。
ストーリー漫画の書き方。
今はそれを生業にしています。
一人でこの領域にたどり着くことは不可能...。
自分一人ではどうしても限界があります。
人から学ぶと習得が早まる!
新しい世界を知ることが出来る。
実体験で習い事の大事さを学ぶ...(笑)
習い事の意味はあります。
④ 以上踏まえ総括!
講師の私、小学校低学年の頃。
親に無理やりピアノを習わされる。
(やりたいとは一言も発していない笑)
当時は習い事をやめることも許されず。
怒られながら家でも練習をさせられ、
自発性も目的意識もない為、
小学校6年生になっても上手くならないまま。
中学進学を機にようやくやめさせてもらった
思い出があります(笑)
習い事、苦い思い出しか無し。
先生、上手くならないから
イライラしただろうなぁ...。
あまりにも酷過ぎて練習日増える(特例)
問題児の一人でした。
好きじゃないこと全くもって頭に入らない。
だからこそ、
「何を描きたいのか分からない。」
この意味もなんとなく分かるんですね〜。
逆に好きなことならどれだけでも
頭の中に入ります。
なんでも突き詰めてやってみる。
飽きると思えるところまで
とことんやってみる。
恐ろしい記事も書いていますが(笑)
自由にさせすぎるのも良くないとは
思いますが、
親の理想を勝手に押し付けることは
あってはいけない...と思います。
(親の期待に背きまくり今に至る)
子供が「やってみたい!」と言うなら
是非ともやらせてあげて下さいませ。
向いていないものは必ず終わりが来ます。
それが普通普通。
ピアノが下手くそ過ぎて、
ぼーっとしていたなんでも受け身の小学生が
今や小学生に絵を教えていることにも
なったりするんで(笑)
どうなるか分からないぞ!我が子に期待♪
そんな心持ちで接して下さい。
子供は宝!以上。