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富山県でイラストレーター兼作家をしています。社会でまともに生きて行けない現実を突きつけられた社会不適合者が、生きる為に必死で勉強して発信しています。少しでも人の役に立ちたいです。

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【背景色】ハヤカワ流、簡単色の選び方決め方。【配色センス】

富山県でイラストレーター兼日曜画家をしておりますハヤカワサオリと申します。

色塗りになんとなく苦手意識が

あるからこそ、この記事に

たどり着いたのだと思っています。

 

絵描きにとって、着色は極地。

落書きだけで満足する人山の如く。

『色塗り』

言葉では簡単に聞こえますが、

色を操れるに至るまでは、

沢山の絵を描き失敗と歴史を重ね、

ようやく自分らしい色を

修得することができる。

『この色遣いは〇〇さんの絵だね。』

 

前置きが大それた感じになりましたが(笑)

美術短大に入るまでは

まともに絵に色を塗った事がなく。

落書きで満足していました。

(全く人のこと言えない笑)

 学校では課題を出す必要がある為、

嫌でも色を塗らねばならない...!!

暇さえあれば絵を描く日々。

この積み上げ期間に色遣いが

洗練されて行きました。

 

・固定色を決める。色数を絞る。

・明度、彩度を合わせる。

・補色を使う。

 

『この色遣いはハヤカワさんの絵だなって

すぐわかるよ。』

色の魔術師、色の天才と言われたことのある

一応イラストレーターのハヤカワ(笑)が

順を追って説明します。

一つの例として、参考にして頂けると幸いです。

この記事を見て下さったあなたが

色塗りを好きになりますように♪

 

① 固定色を決める。色数を絞る。

『この部分は絶対にこの色にしたい!』

まずこれを決めます。

背景は絶対に「イエロー」

これは最初に決めていました。

その次に絵の中心にある髪の毛の色を

決めます。

この2色に合う色を配置していきます。

ハマヒルガオの色は薄紫と決まっている。

薄紫に合う髪の毛は「水色」かなぁ?

この2色に合う色を配置していきます。

 

色塗りに慣れていない内から

沢山の色数を使うのは危険

一体何を際立たせたいのか相手に伝わらず

絵全体がボヤけてしまいます。

(沢山の色を混ぜ合わせると

灰色になりますよね。それと一緒。 )

色数を絞る。超大事。

 

①メインの色(画面の中心になる髪色のことが多い)決める。

②背景色を決める。

③違和感無いよう差し色を決める。

(①、②は入れ替わったりする)

 

例1)

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①メイン色/バイオレットに固定

②背景色/緑青色

選んだ理由:

奇妙さ、無感情、冷たさを表現。

③部分色/マゼンタ、イエローグリーンの順。

(肌色、白色、影の色は色数には含めない)

サイバー、現代風にしたいと思った。

 

例2)

f:id:hayakawasetsuyaku:20211022180229j:plain

①メイン色/黒に固定

②背景色/茶色

選んだ理由:

人物を際立たせる為に平凡な色にした。

③部分色/紫、蛍光グリーン、マゼンタの順番

黒髪の綺麗さを描きたかった。

蛍光グリーンで髪の艶を際立って

見せたい狙いがある。

 

その色を選んだ理由が一応ある。

② 明度、彩度を合わせる。

明度と彩度の説明は長くなるので省きます。

詳しくは他の方のブログを参照にして頂き、

事前知識がある前提で進めて行きます。

説明が難しいので、

イラストを使い説明します。

 

例1)

f:id:hayakawasetsuyaku:20220331093319j:plain

【明度が高いイラスト】

全体的にパステル系のイラストになる。

可愛い、柔らかい優しい印象、万人受け。

使いたい全ての色に白を混ぜるようなイメージ。

原色をそのまま使わない。

 

例2)

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【彩度の高いイラスト】

コントラストが強く、

パキッとしたイラストになる。

個性的、近寄り難い印象、コアなファン。

なるべく原色、蛍光色などを使用する。

柔らかい色は使わない。

ここでも色数を絞ることを意識する。

 

※明度が低い、彩度の低いイラストを

描くのが 苦手なので(笑)例はありません。

ここで個性が出ましたね。

ここを押さえておくと

イラストに統一感が出ます。

 

絵の仕事を請け負う際、

誰を対象にしているかで明度、彩度の使い分け大事。

 

③ 補色を使う。アクセント。

ここで私の真骨頂!得意技!

『補色』を使います。

※補色については調べてみて下さいね。

 

何故補色を使うのか?

=そもそも色選びがめんどくさい。

 

少ない持っている絵具だけで、

極力色を混ぜずそのまま使いたい。

少ない色でもそれなりに派手に

見えるように仕上げられるから。

 

と言うズボラぶりが(笑)

ハヤカワ流に。

補色の概念を頭に入れておくと何かと便利。

イラスト以外でもデザインにも応用可能!

補色を使うだけで一気に画面が華やぎます。

 

例1)

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赤い背景色×緑の髪(補色関係)

紫の背景色×黄色の生え際(補色関係)

強く訴えかける、イラスト。 不安定。

今から始まる。勢い。変化。

 

補色を使うと派手な印象に仕上がるので、

注意を引きつけるイラストには向きますが、

自分の描きたいテイストに合わせて

使い分けると良いと思います。

このイラストも背景緑と服の赤が

補色関係ですね。

④ 以上踏まえ総括! 

今回は偏ったハヤカワの色の選び方を

記事にしてみました。

いかがでしたでしょうか?

決め方は至ってシンプルです。

 

側から見ると直感で決めているように

見えますが、 大元にはルールがあります。

塗る色にひと一つ一つ意味があったりします。

ルールがあるから着色の際に迷わない。

そう考えると補色は『楽』なのです(笑)

色のペアが事前に決まっている。

赤を使うなら緑を使う。

紫を使うなら黄色を使う。

ハヤカワの絵をよくよく見てみたら、

何故その色を使ったのか、

この記事を 見た後分かりますよ♫

是非見てみて下さいね。

趣味で絵を描く理由は

ストレス発散、問題提起、警告、風刺を

ベースとしているので、

メリハリを効かせた、不安になるような

人を安心させない、ザワザワさせる

そんな絵は補色と相性がいいのはあります。

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しかし仕事で描く似顔絵は、

今までの思想とは対局に

幸せな雰囲気を作り出す必要がある為

色の明度を上げたり、彩度を抑えたり、

画材も柔らかな雰囲気の出る色鉛筆にします。

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TPOを弁えながら柔軟に対応をしています。

一応イラストレーター!

何を選ぶかで表現方法は無限大。

補色はおすすめです(笑)

 

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