富山県でイラストレーター兼日曜画家をしておりますハヤカワサオリと申します。
絵を描く仕事をしているのですが、
たまーに、デザインをお願いします。
と言う仕事が入って来たりするので、
主張したい。
イラストレーターとデザイナーは別物です。
言うなれば、
『国語の先生』と『数学の先生』
くらい分野が違ったりします。
しかし『学校の先生』と言う括りは同じなので、
大半の人が分からないのは当たり前。
美術短大に通っていたのですが、
デザイン分野とイラスト分野は
最初から教室が分かれて
授業内容も全然違います。
両方出来る人も確かに存在します。
しかし私は出来ない!!!!(笑)
出来ないからこそ少しでも分かって
頂きたく勝手に違いを語ります。
① 大まかな違い。
イラストレーターの細分化をしだすと
キリがないけれど、
大まかに言えば
自分ならではの個性を出し、
あなたに仕事を任せたい!
と言う理由で仕事が入ってくる。
それがイラストレーター。
私は自分の良いと思った絵を描いています。
主張の強い絵を描くので、
これはハヤカワのイラストだな。
とわかる人にはわかるそうな、、。
今の流行や時代背景は無視して、
自分の好きを突き詰めて
絵を描いています。
アーティスト寄りの癖のある
イラストレーターと言う区分に入ります。
(その代わりに仕事は少なく汎用性が無い。爆笑)
デザイナーは
依頼者の要望を最大限に汲み取り、
流行も取り入れ、
いい塩梅で物事を組み立てる。
設計士に近いと私は思っています。
知識量でも差が出ると思います。
好きなものを突き詰めるよりも
全体美、構成美、客観性が大事。
オシャレじゃないと出来ない分野な気がする。
あと根気の居る仕事だと思います。
修正しながら要望に近づける必要あり。
人気職で華やかなイメージがありますけど、
この仕事をずっとやっている人
尊敬しかない。
クソわがまま野郎の私には絶対に無理!
② 服装を例に挙げる。
文章よりも絵の方が分かりやすいと思うので、
こちらを参考にどうぞ。
極端ではあるのですが(笑)
イラストレーターのイメージはこんな感じ。
自分の好きで勝負!
差別化をはからないと埋もれてしまう。
目立ってナンボ。
特化している何かがあるとなお良い。
背景や動物、物体はからきし描けませんが、
人間の顔と配色には強みあり。
自分を深掘りし極めていく。
最近は『縄文』と言うニッチな世界に
足を踏み込みました(笑)
好きがそのまま仕事になったりする。
デザイナーはこんな感じ。
元々の素材に焦点を当て、
その対象物に価値を付ける役割。
分かりやすく、シンプルに
たくさんの人にその良さを伝える。
カッコいい、可愛い、オシャレと思って
もらわなければ見てもらえないので、
時代の先端をいく必要があるし、
あえて時代を遡ったりと、
これは今後流行るかもしれないなどの
先見性があるとなお良い。
しかしオシャレ過ぎても
利便性に欠ける恐れがあるので、
バランス感覚は必要だと思う。
③ 得意な分野で勝負しよう!
ここまでの説明で少しでも
理解してもらえたでしょうか?
人間向き不向きあります。
まだ若かった頃、デザインの仕事を
請け負っていた時期があるのですが、
どうしても自分のデザインしたものが、、、
ダサい!!!!!!!!!!!!!
例には出せませんが(笑)
自分の中で納得いかないし、
しかしこれ以上いいもの作れる
実力もないし、この分野を極めようという
気にはなりませんでした。。
あと、自分の主張が強過ぎて、
大体商談中にトラブる(笑)
修正を納得出来ない自分がいる、、。
素質0やん!
最近デザイン頼まれた場合は
デザイナーの友人に仕事を振ります(笑)
このブログのデザインも見て下さい、、。
初期設定をちょこっといじっただけです(笑)
オシャレがなんなのかマジで分からない。
しかし、イラストレーターの立場になると、
世界観が独特らしく、
一定数のコアなファンがいます(笑)
いつも展示に来てくれてありがとうございます。
なので適正な場所にさえいれば評価される。
そう言う点で自己分析は必要。
やりたい仕事と向いている仕事が
評価されていないと感じる場合は
ミスマッチしているかも??