富山県でイラストレーター兼日曜画家をしておりますハヤカワサオリと申します。
絵を描くお仕事をしているのですが、
たまーに、
『チラシ、パンフレットのデザインをお願いします。』
と言う仕事が入って来たりするので、
ここで主張したい。
イラストとデザインは別物です。
『国語の先生』と『算数の先生』
くらい分野が違ったりします。
しかし『学校の先生』と言う括りは同じなので、
大半の人が分からないのは当たり前。
私は美術短大に通っていたのですが、
『イラストコース』と『デザインコース』は
最初から教室が分かれています。
両方出来る人も確かに存在します。
しかし私は出来ない!!!!
出来ないからこそ少しでも分かって
頂きたく勝手に違いを語ります。
少しでもこの違いを分かる人が増えたら
仕事上でのトラブルが減るような
気がします(笑)
① 二つの大まかな違い。
イラストレーターとは
情報や概念の視覚化、図解、娯楽化など、
何らかのコミュニケーションを主目的とした絵
=イラストレーション(イラスト)を描くことを
生業としている人のこと。
挿絵、表紙、絵本、広告、パッケージ、
ポスターなどを主な活動範囲とする。
引用元:『ウィキペディア(Wikipedia)』
イラストレーターの細分化をしだすと
キリがないけれど、大まかに言えば
自分ならではの個性が仕事につながる。
ちなみに私のイラストですが↓
自分の好きを突き詰めて
絵を描いています。
区分としては
作家、画家、アーティストに近い
イラストレーターです。
(その代わりに仕事は少なく汎用性が無い。笑)
詳しい仕事内容については
ホームページへどうぞ。
デザイナーとは
視覚領域において意匠計画や図案、
設計を手掛ける人のこと。
日本で単に「デザイナー」という場合、
主に視覚的な設計を行う人物を指すことが多い。
引用元:『ウィキペディア(Wikipedia)』
私の考えるデザイナーは
依頼者の要望を最大限に汲み取り、
流行と独自のセンスを取り入れ、
いい塩梅で物事を組み立てる設計士。
その人の持つ知識量でも差が出ると思います。
好きなものを突き詰めるよりも
全体美、構成美、客観性が大事。
修正しながら要望に近づける必要あり。
根気の居る仕事だと思います。
人気職で華やかなイメージがありますけど、
この仕事をずっとやっている人尊敬しかない!
クソわがまま野郎の私には絶対に無理!
② 服装を例に挙げる。
私はイラストレーター!
文章よりも絵の方が幾分分かりやすいと思うので、
こちらを参考にどうぞ↓
極端ではあるのですが(笑)
イラストレーターのイメージはこんな感じ。
自分の好きで勝負!
差別化をはからないと埋もれてしまう。
特化している何かがあるとなお良い。
目に付きやすくなる。
私は背景や動物、物体はからきし描けませんが、
(ほぼまともに描けない笑)
人間の顔と配色には特定の強みあり。
自分を深掘りし極めていく。
好きなものがそのまま仕事になったりする。
ムラがあっても仕事につながる可能性がある。
攻め方は人それぞれ。
まんべんなく描ける人は仕事の幅も
広がるので、仕事には困らなさそう。
デザイナーのイメージはこんな感じ↓
元々の素材の良さに焦点を当て、
対象物に価値を付ける役割。
分かりやすく、シンプルに
たくさんの人に良さを伝える。
カッコいい、可愛い、オシャレと思って
もらわなければ、デザインの意味は無いので
時代の先端をいく必要があるし、
あえて時代を遡ったりと、
これは今後流行るかもしれないなどの
先見性があるとなお良い。
オシャレ過ぎても利便性に欠けるので、
バランス感覚は必要だと思う。
③ まだ得意な分野で勝負しよう!
ここまでの説明で少しでも違いを
理解してもらえたでしょうか?
まだ若かった頃、
どうしてもクリエイティブな仕事が欲しくて
慣れないデザインの仕事を
請け負っていた時期があるのですが、
どうしても自分のデザインしたものが、、、
ダサい!!!!!!!!!!!!!
例には出せませんが(笑)
自分の中で納得いかない。
しかしこれ以上いいもの作れる実力もない。
この分野を極めようという
気にはなりませんでした。。
それと自分の主張が強過ぎて商談中に
衝突してしまう(笑)
修正を納得出来ない自分がいる、、。
素質0やん!
ここ最近はデザイン頼まれた場合
デザイナーの友人に仕事を頼みます(笑)
このブログのデザインも見て下さい、、。
初期設定をちょこっといじっただけです(笑)
オシャレがなんなのかマジで分からない。
個性的≠オシャレですよ!
しかし、イラストレーターの立場になると、
世界観が独特らしく、
一定数のコアなファンが付きます。
いつも展示に来てくれてありがとうございます。
適正な場所にさえいれば評価されると思います。
そう言う点で自己分析は必要。
私もこの違いが分かるまで長い時間を
要しました(笑)
少しでも認知が広まりますように。