富山県でイラストレーター兼作家をしています。
2024年11月。
X内にて絵描き界隈がざわつく...。
今世紀最大の大激震レベル。
絵描き以外の人にはあまりピンと来ない
話かもしれませんが、
突然の規約変更で、
今までの投稿したイラストが
AI学習に使われてしまうとのことなのだ...。
マジかい!!?
このことがキッカケで、
絵描きのフォロワーさんが
アカウント削除で行方知れずになったり、
別のSNSにお引越しして居なくなったり。
分かりますその気持ち...。
さて、今回の記事内容は対策では無く、
一イラストレーターとして
絵に関するブログ記事をたくさん書いているので、
私の意見を書いてみようかと思う。
こんなことを考えている絵描きもいる。
① 時代の流れが変わった。
私はこの流れについて、
抗えない時代の変化だと思っている。
今まで培ってきた技術が勝手に奪われ、
ミックスされよく分からないものに
なってしまう悲しさはあるのですが、
もし、絵を描かない立場の人間だったら
普通に使っていると思う。
だって便利なんですもん。
双方向から物事を考える。
これは十数年前、デジタル画材が導入された頃と
似ている気がする...。
勘のいい人や、新しい技術を学ぶことに
抵抗の無い人たちがデジタル導入し、
デジタルを使い続けてきた猛者たちが
SNSで花開く。
(私は頑固すぎてこの流れに乗れず笑)
(ハヤカワデジタル参入2020年↑遅...笑)
2024年デジタル画材を駆使してきた猛者たちが
苦境に立たされると言う事態に陥っている。
これは全く予想していなかった...。
一年前。
ガッツリデジタル民のイラストレーターの友人が。
「今後マジで仕事危険かも...」と言っていたが
まぁ当分大丈夫じゃない?と思って居たけど
ついにヤバい波来た。
2025年本格的にAIに絵の仕事取られると思う。
② ありふれるAI画像。
何故そう思ったのか?
それは...地方のチラシには普通〜に
AI画像が使われているからです。
丁寧なところは
「この画像はAIで制作しました。」
と表記があるけれど、
大体はしれーっと使われている。
分からない人には分からないのかも。
でも絵に携わっている人ならすぐ分かる(笑)
このチラシを見た時、衝撃が走った。
とても悲しい気持ちになりましたが、
もしお金をかけずにチラシを作りたいなら
イラストレーターに発注なんて
めんどくさいことなんてしないよな...。
だって煩わしいやり取りをせず
0円で、そして一瞬で出来るんですから。
今後は当たり前ようにこのようなチラシが
バンバン出てくるであろう。
③ 今後のイラストレーター業...。
まだ時代の転換期なので、
今後どのようになっていくのかは
あまり読めないのですが、
個性のあるイラストレーターや絵描きでないと
仕事を取るのは難しいのではないか?と思う...。
この人に描いてもらいたい!!!
この人じゃないとダメなんだ!!!
くらいじゃないと厳しい気がする...。
今流行りのテイストや
ただ単に上手なイラストは
AIの方が数百倍上手です。
やっぱりくっそうまいんだよなAI画像...。
絵の仕事って打ち合わせやメールのやり取り、
イメージの共有など。仕上がるまでに
とんでもなく手間がかかります。
そこまでしてこの人に描いて貰いたいのか...?
デジタルイラストでは絶対にAIに負ける。
負け試合はしない。
だからこそアナログ画材が見直される
気はしている...。いやーでも分からない。
アナログ風イラストもあるからなぁ(笑)
この画風は、この塗り方は、この癖は〇〇さん!
これは大事な気がする...。
そしてなるべく今の潮流には乗らない。
依頼は大体縁、人のつながりから入ることが多い。
ネットの海でぼんやり待っていても
依頼はほぼ来ないと言ってもいい。
この流れはもっと加速していくであろう...。
営業力を持った人も強いと思います。
時代の流れを読むことが大事。
私もこの状況を静かに観察している...。
④ 以上踏まえ総括!
気持ち的にはそりゃーAI学習は反対ですが、
この大きな流れを止めることは出来ない。
絵描き界隈はマイノリティで、
大多数の人はAI画像を望んでいると思う。
今回はイラストについて語りましたが、
漫画もAI化は免れないと思う。
今は猶予期間な気がしますね...。
なんだか暗い内容が続いたので、
最後は明るい内容で締めたいと思います!
たまたまSNSに出てきた漫画の広告。
「うわ!!!好き系や...そんで絵うま。」
って目を引く作家さんがいらして、
「坂東いるか」さんと言う作家さん。
(検索してみてください♪)
昔から長く活動されている大御所漫画家さん
であろう人が突然コミックシーモアに!
そして今流行りのTL漫画に出現して脳バグる(笑)
たくさん流れてくる漫画の広告で、
広告で見たこと無い一昔前の作風...(私は好き笑)
気になりすぎて初めて作家さんを検索しました...。
SNSの活動もされていないようなので更に希少種。
X内を検索すると
自分の同じような考えの人が何人かおらして、
やはり個性は大事だな〜と思った出来事でした。
なんか元気出た(笑)以上!
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